「おいしい信州ふーど」レポート
北アルプスの麓、日本を代表する国際山岳リゾート・白馬。地元で採れた良質なそばを使った生地に、高原野菜やキノコ、山菜、白馬豚などをトッピングしたご当地グルメが「白馬ガレット」です。提供できるのは白馬商工会が主催する「白馬クレーピエ養成講座」を受講し、認定検定に合格した「白馬クレーピエ」のみ。現在、エリア内の約30店舗の宿・飲食店でオリジナリティあふれる白馬ガレットが楽しめます。
- プチホテル アンシャンテ
- 入口には「白馬ガレット」ロゴマークの看板も
白馬・みそら野エコーランドエリアの林の中に佇むプチホテル アンシャンテのシェフ・原真教さんは、白馬ガレットの立ち上げ当初から、企画に携わってきました。養成講座が始まったのは2008年。「当時は、ガレットというものがあるのは知っていましたが、生地を焼いて具材をのせればいい、くらいの感覚でした」と振り返ります。本場・フランスに視察に行ったり、講師を招いて教えてもらったりしながら、基準を定めていきました。それから10年、進化をしてきた結果、今の白馬ガレットがあります。
同ホテルで提供する白馬ガレットは、商工会が開発したオリジナルのガレット粉を使っています。トッピングは、信州サーモンの燻製や自家菜園野菜のほか、冬の時期にはシカやイノシシ、カモなどのジビエも。「ジビエは5年ほど前から提供を始めました。フランスでも冬場はよく使われていて、バターの風味を引き立ててくれる。クセもなく、うまく食べさせるのはシェフの腕の見せ所です」と原さん。店舗によっては、ハムと卵、チーズのシンプルな「コンプレート」や看板メニューとコラボした一皿を用意するところもあるそうです。「大自然の恵みと、白馬クレーピエの真心が詰まっています。ぜひ食べ比べてみてください」と呼び掛けます。
プチホテル アンシャンテ
TEL:0261-72-6277
住所:北安曇郡白馬村北城2455-3
営業:レストラン 11:30〜13:00
定休:不定休
※ガレットは1日前までに要予約
⇒ 白馬ガレット