旬の情報
「おいしい信州ふーど」オリジナルにも認定されており、信州の初夏の味、長野県産「あんず」の出荷が始まりました。
早生種の「平和」「信州サワー」から始まり、7月中旬の「信州大実(しんしゅうおおみ)」、「信月(しんげつ)」まで、いろいろな品種が楽しめます。近年は、生で食べておいしい品種「ハーコット」が人気です。
開花期間中の低温や降雪により、実のつきを心配しましたが、順調に生育しました。5月の高温干ばつにより、多少小粒傾向ですが、美味しい「あんず」となりましたので、是非ご賞味ください!
〇 主な産地
千曲市、長野市等
★ 「あんず」の紹介
あんずの原産地・中国からの伝来は平安時代まで遡るようです。県内の主産地・千曲市周辺では、江戸時代に松代藩真田家に輿入れをした姫様が、国もと(現在の愛媛県宇和島市)から苗を取り寄せて植えたのが栽培の始まりと言われています。
果肉は古くから「杏干し」として利用されてきましたが、現在は生食用やジャムやシロップ漬け等の加工用にも用いられています。
県内の生産状況 | 平成24年 | 平成25年 | 平成26年 |
結果樹面積(ha) | 116 | 117 | 115 |
収穫量(t) | 986 | 493 | 1037 |
★ 県試験場の「あんず」研究
県果樹試験場では、昭和30年代から加工に適した品種の育成を進めてきました。これまでに、シロップ漬けに適する大玉の「信州大実」や「信山丸」などを育成しました。
近年は生食用の需要の高まりに応えるため、平成20年に生食・加工兼用の「信州サワー」を品種登録しました。現在も、より甘く、生食に適した品種の育成を進めています。
※県内の旬な情報を「信州の産地“先採り”ネット」にて掲載しております。是非ご覧ください。
URL https://www.pref.nagano.lg.jp/enchiku/mobile/sakitori/sakidori-top.html