信州の伝統食について学ぼう！

受うけ継つがれたきた信州しんしゅうならではの食文化しょくぶんか

信州しんしゅうの食文化しょくぶんかの豊ゆたかさをもっともよく表あらわしている郷土食きょうどしょく。地域ちいきや家庭かていにより、さまざまな作つくり方かたや味付あじつけのバリエーションがあります。
信州しんしゅうの伝統食でんとうしょく・郷土食きょうどしょくという食文化しょくぶんかの価値かちを見直みなおし、先人せんじんたちから受うけ継ついだ食しょくの宝たからを次世代じせだいへ引ひき継ついでいきたいとの思おもいから、長野県ながのけんでは他県たけんに例れいのない「食しょくの文化財ぶんかざい」を県選択けんせんたく無形むけい民俗文化財みんぞくぶんかざいとして指定してい、保護ほごに取とり組くんでいます。

主おもな信州しんしゅうの郷土食きょうどしょく

  • 手打てうちそば

    信州人しんしゅうじんの食しょくの誇ほこり。そば粉この香かおり高たかく
    「そばといえば信州しんしゅう」と言いわれるほど代表的だいひょうてきな郷土食きょうどしょく。地域ちいきごとに打うち方かたやつなぎなどに特色とくしょくがあります。
    主おもな地域ちいき：全県ぜんけん

  • 御幣餅ごへいもち（五平餅ごへいもち）

    つぶしたご飯はんを串くしにつけ、甘辛あまからダレで串焼くしやきに
    神様かみさまに捧ささげる御幣ごへい（幣束へいそく）に似にているところから、その名ながついたと言いわれています。ご飯はんを多少たしょう粒つぶが残のこる程度ていどにつぶし、形かたちを整ととのえて串くしにさし、甘あまめのタレを使つかい焼やき上あげた郷土食きょうどしょく。地域ちいきによってさまざまな形かたちがあります。
    主おもな地域ちいき：南信なんしん・木曽きそ地域ちいき

  • おやき（焼やき餅もち）

    信州しんしゅうの食しょくの豊ゆたかさを丸まるごと詰つめ込こんだ
    古ふるくから暮くらしの中なかの日常食にちじょうしょくとして、各家庭かくかていで作つくられてきた信州しんしゅうの代表的だいひょうてきな郷土食きょうどしょく。焼やいたり蒸むしたりと、作つくり手てによっていくつもの異ことなる製法せいほうと多彩たさいな具材ぐざいがあり、いろいろな食感しょっかんや味あじわいを楽たのしめます。
    主おもな地域ちいき：全県ぜんけん

  • 笹寿司ささずし

    上杉謙信うえすぎけんしんゆかりの押おし寿司ずし
    冠婚葬祭かんこんそうさいなどに欠かかせない、飯山いいやまのおもてなし料理りょうり。戦国時代せんごくじだい、川中島かわなかじまの合戦かっせんに向むかう上杉謙信うえすぎけんしんの軍勢ぐんぜいに、富倉とみくら地区ちくの人々ひとびとが献上けんじょうした言いい伝つたえがあることから、謙信寿司けんしんずじとも呼よばれています。
    主おもな地域ちいき：飯山市いいやまし富倉とみくら