信州ふーどレシピ
のた餅(油荏(あぶらえ))
2012-01-26T14:10:49+09:00
油荏(あぶらえ)は、諏訪地方に古くから栽培されていたシソ科の植物で、その証拠に、「あぶらえ」の実が縄文時代の遺跡から発見されています。寒さに強く病気や害虫にも強いので作りやすく、実を搾るとごま油に似た香りがすることから「えごま」という名前で広く呼ばれています。江戸時代までは、食用だけでなく、灯油(「あんどん」の明かり油)や油紙など色々に利用されていたようです。栄養豊富な「あぶらえ」は、すりつぶしておはぎや和え物にしたり、搾って「えごま油」などに利用されています。