「おいしい信州ふーど」図鑑
源助蕪菜 / 飯田かぶ菜 (げんすけかぶな〈いいだかぶな〉)
ヘリテイジ / 信州伝統野菜認定制度
愛知県稲沢市にあった井上源助採種場で、「箕輪蕪(諏訪紅蕪)」と関西系のカブ品種との交配から育成された「丸葉口紅源助蕪菜」を、近藤秀雄氏が昭和初期に上下伊那地方に普及させました。二つの名称は販売種苗店の違いによります。「野沢菜」と同様に漬け物としますが、干し柿を加えて漬け込む独特な漬け方があります。「野沢菜」に比べて草丈が低く、葉はへら型で葉柄基部まで葉身が付きます。葉縁は全縁で毛じは全くありません。葉質は柔らかく甘みがあり美味です。根部は長円錐形で上部は淡赤紫を呈します。根部は食用としません。
- 収穫時期10月中旬~12月中旬
- 伝承地域飯田・下伊那地域