「王滝蕪」、「開田蕪」ときわめて近縁ですが来歴は不明です。今日では根部を甘酢漬け、葉部は塩を使わず、乳酸発酵させた漬物の「すんき」として利用します。正月や慶事に「なます」の材料にします。草姿は開張性で葉数は少なく、葉はびわ形で葉質は柔らかです。根部は全体に赤紫色を呈し特に首部は濃い色をしています。根形は長円錐形をして、牛角状に曲がるものが多く見られます。