「おいしい信州ふーど」図鑑
稲核菜 (いねこきな)
ヘリテイジ / 信州伝統野菜認定制度
飛騨地方から伝播したと伝えられています。昭和の始めごろには「野沢菜」、「羽広菜」とともに長野県の三大漬け菜として数えられました。菜漬けやかぶ漬けとし、保存には当地独特の風穴を利用しました。また、漬け樽の底に残った酸っぱくなった菜は、炒めて味噌などで味付けして、「おやき」の具としました。やや開張性で葉はびわ形をしています。毛じはなく、葉色は濃緑色で上半分部にはアントシアニンの色素を呈します。葉質は繊維質が強く硬いが、うま味をもっています。根部は大きく肥大し、首部は濃赤紫色を呈します。
信州の伝統野菜アーカイブス(信州大学HP)
https://www.shinshu-u.ac.jp/guidance/media/movie/2023/03/catv2022-5.html
- 収穫時期11月中旬
- 伝承地域松本市安曇